とりあえずスマートウォッチ生活から離れることにしたお話。

暮らしの中で思うこと

初めに

今では普通の時計よりも多く見かけるスマートウォッチ。
時刻表示以外にも多機能で非常に便利だし、20代30代の人を見るとアナログ時計と比べても人気が高いように感じます。
そんな中、僕は最近スマートウォッチを毎日使うことを辞め、基本は非・スマートウォッチ、たまにスマートウォッチと状況で使い分けることに決めました。
僕のスマートウォッチはアップルウォッチではなく(ガーミンのもの)、専用のコネクタを指して数日に一度は充電する必要があるものです。
当初は睡眠ログや散歩ログ、バイクログなど様々な事ができるこの時計が魅力的に感じ、購入したものです。
そして今でも嫌いになった訳ではありません、ただ何となく向いてないかなと思うことが多くなったという事です。

これは僕の場合はそうであったという話で、他の方が着ける着けないに全く意見はありません。
しかしながら、流行りや何となくでスマートウォッチを着けているものの、無意識に息苦しさを感じている方もいるのではないかと思い、この記事を書いてみました。

スマートウォッチに挫折した理由

僕の中で、主な理由は以下の通りなのですが、順番に説明したいと思います。

  • 充電作業が面倒に感じていた
  • 通知で集中力が削られる不満だった
  • ログ取得への強迫観念が嫌だった
  • 睡眠ログの効果に対する思い
  • 長時間の着用とお肌の健康の兼ね合い
  • TPOに合わせた選択がしたい
  • アナログ時計やデジタル時計が好き

理由1:充電作業が面倒に感じていた

僕が離れた理由の大半はこれに尽きます。
やっぱり面倒くさがり屋の自分には、充電がかなりウザかったです。
他にもスマホやタブレット、イヤホンなど毎日の充電が必要なモノが多く、そんな中で更に時計も充電する事がしんどくなってきたというのが理由です。
また、充電不足になってきた時計を見た時の「今日は忘れずちゃんと充電をしなきゃ!」というノイズが頭に残るのもしんどくなっていました。
特に出張や旅行に行った際に、腕時計用の充電ケーブルを持って行く必要があったり、それを忘れた際の絶望感が強くありました。
一度海外出張で充電ケーブル(スマートウォッチ専用のコネクタのもの)を忘れ、1週間くらいで時計が動かなくなり、全く表示されない時計を腕にしている時の意味不明感は忘れられません。
なんか「充電するのに必死な自分」が自分自身でしんどくなってきたのです。

理由2:通知で集中力が削られる不満だった

次に大きな理由は、通知の音やバイブで毎度集中力が削られるのが嫌になったからです。
僕はあまり集中力が続かない優秀でないタイプの人間なので、再び集中状態に戻すのに苦労していました。
そもそもスマホ自体も通知が苦手で、極力通知が出ないように設定していました。
それなのに時計からも通知が来ていては、本末転倒だなと感じる事が多くなりました。
しかも時計で通知が必要なほどの重要な連絡なんてまず来ないってものありましたしね。

理由3:ログ取得への強迫観念が嫌だった

元々は睡眠の質を向上したいと思い、睡眠ログを取るツールとして導入しました。
加えて、歩数や運動、バイクの移動などのログが取れたら楽しいし便利かなと思ったのが購入の動機でした。
しかし睡眠ログに関しては、睡眠時に腕時計を着け忘れる事も多く、朝起きて「やっちまった感」を意識するのが嫌になってきました。
夜寝る時すらも時計着けるのって面倒だし、なんかしっくり来なかったんですよね。
でも「スマートウォッチでログは取らねば!」という謎の強迫観念が付いて周り、それが段々と嫌になってきました。
折角ちょっと運動できたのに、そういえば時計着け忘れていたなと、後で思って損した気持ちになったりするのも変な感情だったし。
あと女性と外泊したりすると、時計つけて寝るのも変だよなぁとか、色々考えちゃったのもありました。
そして段々とですが、睡眠・歩数ログを取ってもあまり確認する事が無くなっていきました。
ログを取るために腕時計をしているのに、そのログを何も活かしていない事実が、自分の中で本末転倒な感じを抱くようになってきたのもありました。

理由4:睡眠ログの効果に対する思い

睡眠ログを取るには、睡眠中も腕時計をする必要があります。
ただそうなると充電はそれ以外の時間に行うことになり、じゃあ何時すれば良いのだ?という疑問が常にありました。
マメな人は風呂の間とか、家帰ってきて直ぐとか、隙間時間でやるのでしょうけれど、自分にはそれが面倒に感じてしまいダメでした。
また、睡眠ログに関しても、睡眠の質が悪いというのは大抵以下の場合でした。

・酒を大量に飲んでから寝た
・夜遅くに寝て睡眠不足だった
・慢性的な運動不足であった
・電気をつけたまま寝落ちしていた
・精神的ストレスがある中で寝た
・寒すぎor暑すぎで寝つきが悪かった

これら原因は、そりゃそうだろうなという印象で、睡眠ログを取らなくても分かることでした。
また睡眠の質に関しては、朝起きた時に体感で分かるものです。
今日はよく眠れた、あまり疲れ取れていないな、などはログに頼らずとも自覚するし分かるよなってのが自分の意見でしたね。
また、ちゃんと準備して寝た時ですら、睡眠ログだと質が悪く(基本的にほぼ100%睡眠の質が悪く表示されていた)睡眠ログがあまり当てにならないし、確認する意味を感じなくなっていったのが理由です。
経験上、しっかりと寝たければ毎日規則正しく寝起きして、良い食事をほどほどに摂り、運動を軽くして、湯船に入って温まり、酒を飲まず、暖かくして眠る、に尽きます。
それ以上のことで、睡眠ログが僕に提供してくれる情報が無かったなと感じました。

理由5:長時間の着用とお肌の健康の兼ね合い

その特性上、基本的に毎日長時間付けた方が良いと思うのですが、僕の場合肌が弱く、向いていないなと感じる事が多かったのも理由です。
特に夏や運動をする際は、どうしても汗をかいてしまいます。
普通の時計なら外したとしても、スマートウオッチだとログを取っているという意識が働き常に着け続けてしまいました。
その結果、手首が汗や時計の摩擦で肌荒れしてしまい、僕には体質的に向いていないなと感じました。

理由6:TPOに合わせた選択がしたい

僕は一つの時計があればどんな場面でもOKというタイプではなくて、幾つかの時計をTPOに合わせて付け替える方が好きなタイプだと思います。
例えばスーツの場合、散歩・ランニングする場合、普段のカジュアルな場合、など人それぞれに様々な場面・状況があると思います。
僕はそのような場合に、状況に応じて選択したいタイプの性格だと自覚していましたが、スマートウォッチを着け始めて改めて強く感じました。
しかし「スマートウォッチを外すとその日はログが取れなくなる」という【理由3】でも述べた自分に対してのログ取得の強迫観念に支配され、モヤモヤした気持ちになることが多々ありました。

理由7:アナログ時計やデジタル時計が好き

スマートウォッチとは対極に、アナログの機械式時計や、G-SHOCKなどのデジタル時計があります。
僕はアナログ時計の、針が細かく刻みながら滑らかに動く動作や小さな駆動音が好きです。
また少年時代からお世話になったG-SHOCKなどのデジタル時計に関しても、親しみと共に魅力を感じています。
そういった時計は今でもいくつか所有しており、こういった時刻だけを伝えるツール(デジタルは違いますが)としての時計に魅力を感じることが多いです。
勿論充電作業も不要ですし、気軽に使えて長く使える。
スマートウォッチに関しては、毎年新作が発表されて自分のモノが時代遅れになるのは何となく嫌なのに、アナログ時計やデジタル時計にはそれを感じず、むしろ古いものを長く使うことに喜びを感じたりします。
そのような理由から、僕に向いているのは従来から慣れ親しんだ非・スマートウォッチなのかなと思っています。

最後に

この数年、いくつかのスマートウォッチを使用し、その利便性を感じてきました。
しかし、上に述べた理由が主でこれまで通りに毎日着用し、ログをしっかり取ってという使い方からは一旦退こうかと思っています。
基本は運動や日帰り限定で使用する、サブ時計の立ち位置で使っていく予定です。
勿論これは、僕の個人的な意見ですので、参考にならない方も多いかとは思います。
僕自身も今後ライフスタイルが変化したり、スマートウォッチが更なる進化を遂げて僕の理想に近づいてくれれば、今後もお世話になろうかと思っています。

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