スマホから距離を置く習慣をつけているお話。

HSP気質

スマホ依存気味な自分を変えたいと感じたら

スマホは便利で毎日の生活に無くてはならない道具ですが、依存気味で常に触ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
かく言う僕もスマホ依存気味で、ポケットに入れている時は無意識に常にスマホを触っていたし、家でもずっとスマホを操作して下らないアプリで時間を無駄にしてきました。
そもそも僕はガジェットの類が大好きで、スマホを持ち出したのもかなり早かったと思います。13年くらい前、まだ出始めの頃にソニーのエクスペリアを手にしてからの歴史があります。今でも大好きだし、アイフォン新作の発表は人並みに気にします。
でもここ数年、なんか違和感というか、異常にスマホばかりの毎日で、これは違うのではないか?と感じる事が多くなりました。
仕事でもプライベートでもまずはスマホを手にしていたし、朝起きてすぐにスマホ、休憩はスマホ、電車待ちでスマホ、家でスマホ、トイレで、ベッドで、、、、。
もっと大事なことがあるはずなのに、常に気にして結局スマホを見てしまう。そんな自分の生活がちょっとしんどいと感じるようになったので、スマホから距離を取る生活を心がけています。
勿論便利で必要な物ですから、完全に断つという事はないと思いますが、不要な時は触らないで問題ないようなポジションになってくれれば良いなと考えている所です。

僕がスマホから少し離れたいと感じた訳

1.寝る時もスマホを操作して寝落ちしている
寝る準備をして寝ようとしている時でさえ、スマホを見ている自分がいました。そして寝る時間が1、2時間延びていく。ダラダラ見続けて、寝落ちする毎日に違和感を感じました。
良い睡眠を取ろうと努力している自分としては、寝る時間のずれ、ブルーライトで脳が覚醒してしまう、刺激が強く寝るモードになれないといった悪影響があると感じました。

2.単純に集中力やリソースが奪われていると感じた
どうでも良い通知が来るたび、毎度スマホを確認して集中力が切れていました。例えば天気の雨雲が近づいてるとか、関係ない電車の遅延とか、今必要のない知人からの連絡とか。いちいちそれらを確認し、大事な事が出来ていない。そしてその後しばらくスマホをいじったりして、気づくと時間が経っている。そんな自分がおかしいなと感じて来たからです。

3.家に忘れた時にソワソワして落ち着かなかったこと
財布を持って外出した際、スマホを忘れていることに気づき、その後ずっとソワソワして落ち着かなくなったのを覚えています。誰かに連絡する必要もない、現金もクレジットカードもある、なのにスマホがなくてヤバイと感じるこの状態にヤバさを覚えました。
確かに音楽やラジオが聴けない、電車の時刻表が調べられない、など弊害はありますが、休日に出歩くのに必ずしもスマホが必要なんだろうか、頭で分かってるのに気になって仕方ない。これは明らかに依存状態にあると感じた事がありました。

4.気づいたら何時間も過ぎていた事が増えた
数年前より今の方がスマホで何でも出来ます。それは便利で楽しい事だと思います。しかしYouTubeを見ていたらInstagramに移って、気づけばダラダラ何時間も過ごすことが増えたと感じます。それはショート動画が増え、短時間で刺激的なコンテンツが増えたことも一因だと感じています。
しかし毎日毎日、数時間もスマホを見続けることに意味はあるのか?と感じながら止められ無いのは変だし、結局数時間経った後で何て無駄な時間だったんだ!と毎度後悔するのはもう止めにしたいと思いました。

5.何となく恐怖を感じた
特に最近、スマホ依存が加速しているように感じていました。それはショート動画や面白いコンテンツが増え、充足感を味わえるから。だけどそれって逆に考えると、そういう仕組みをめちゃくちゃ頑張って作っている人たちが居るって事でもあります。
彼らは僕らが1秒でも長くスマホを触っている状態を作るため、その道の天才的な人達が作り上げたアルゴリズムや仕組みを駆使して僕らの時間やリソースを絡みとろうとしているように感じます。
何故なら、長く見てくれるほど広告収入が入るし、様々な消費に繋がるから。そういった無言の支配は、知らぬ間に張り巡らされた巨大な蜘蛛の巣のような恐怖を感じたりもします。

6.人間の本能にダイレクト過ぎるから
人間は本能に逆らえず、また快楽に抗う事が出来ません。その辺りをスマホはダイレクトに、実に過剰に刺激してくるように思うのです。人間の脳や身体は原子時代から殆ど進化していないと言われています。なのでその頃から続いている本能を刺激されると意志だけでは抗えないという性質があります。
人間の本能とは
・承認欲求、自己顕示欲:SNSでのイイねやコメント、ラインの通知(があるかも知れない)
・性的欲求:簡単にアクセスできるポルノサイト、マッチングアプリ、コミュニケーションツール
・知識欲・未知の学び:YouTubeやインスタでの学び、人の噂、ライフハックなど
これら情報を受け取った時や受け取れそうになった時、脳は快楽物質であるドーパミンを放出します。その快楽が得られると、人はまたその快楽を得ようとします。何故なら原始時代はそれらの欲を得た方が生存できる可能性が高かったから。だから今でも、僕らの脳はそれらを「良いもの」だと認識してドーパミンを放出し、快楽を得る事が出来ます。それ自体に悪は無いですが、スマホはそれが過剰すぎるのが問題だと感じます。
特にショート動画は十数秒で面白い情報が得られるため、数十秒でドーパミンを得て、得て、の繰り返し。僕の場合そんな快感に毎度浸っていたら、ぼんやりやりたいと考えている事をコツコツ頑張る事が出来なくなるように感じてきました。

7.HSPの立場からも良くないと感じる
僕はHPS(ハイリー・センシティブ・パーソン)であり、情報や刺激に敏感すぎる体質です。だからこそ、スマホで見たくも無いネガティブなニュースやゴシップが入るのが辛いです。朝からLINEで暗いニュースが表示されたりすると、気持ちが引っ張られて一日中ダメな日もあります。こういう時はスマホに心が操られている気がして、生活リズムやパフォーマンスにも影響するし、スマホが自分の良くない傾向を引き起こす装置のように感じてしまいます。

そこで最近心がけていること

1.通知は極力切る
僕の場合は両親からのライン連絡以外は通知を切っています。そもそもそんなに大事な通知ってまず来ないし、大事な通知待ちの時は特別に通知をONにするようにしています。天気、ニュース、電車遅延、ラインの返信、、そんなのはこっちから必要な時に見れば良いだけですしね。

2.生活の動線から離しておく
以前は机の上で充電をしていたので、机で作業しているとすぐスマホを触っていました。今は生活動線から外れた場所で充電しているので常に触ることも減りました。僕はテレビをあまり見ないので、テレビ台の上でスマホを充電しています。
就寝時もベッドから離れた場所で充電することで、出来るだけ触らない状態を作っています。でも結構気になって触っちゃったりするので、やっぱ依存度が強いと感じますね。
もっと気合を入れたければ、風呂場やキッチンといったリビングと離れた場所で充電しておくのもありだと思います。

3.散歩、買い出しなど簡易な外出時はスマホを置いて出る
家から少し出るような散歩、買い物時にはスマホを持たないでもたないで行動しています。確かに散歩中に音楽が聴きたいし、スマホのアプリ支払いが出来るスーパーも増えました。しかし持ち運ばない努力をする事で、スマホが無くてもソワソワしなくなって来ました。毎度頑固に持たない訳じゃないですし、外出して使用する必要がある場合は持ち歩きます。
ただし常にスマホがないと落ち着かない習慣をなくすため、基本は置いて出掛けることを意識するのと、持ち歩く際も常にポケットに入れず、カバンに入れて身体から距離を離すようにしています。
散歩の際は、紙とペンを持っていき、何かあればそれに書き込むことが出来るし、スマホを持たずに散歩するのに慣れると景色や空気に集中できて気持ちが良いですよ。

.昔の生活を基準に生きる
スマホが無く、多少は不便くらいの生活を基準に生きる方が自分には向いている気がします。スマートウォッチを毎日つけるのを止めたのも同じ理由です。勿論便利な生活も好きだし、ガジェットやハイテクも大好きです。でもスマホとそれに関連する過剰すぎる刺激や、こちらから調べずとも強引に提供される情報はできるだけ遮断したいと考えました。

6.本を読む
空いた時間で本や漫画を読んでいます。
本を1冊しっかり読むのは、スマホに慣れすぎた自分には最初辛かったです。ですが、本を読むと想像力が増したり、考えが纏まり易くなったように感じます。毎日じゃ無くても良いと思います、僕も出来る時に出来る分だけそういう時間を作るようにしています。

以上、良かったら参考にしてみてください。

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