重厚でゴツいカラビナなのに綺麗めで上品なのが好き
鍵などを取り付ける「カラビナ」というと、登山系かミリタリー系に分かれるのが一般的だと思います。
一方このWichard(ウィチャード)製『セーラーカラビナ』は名前からも分かる通りマリーン系という珍しいものです。(セーラーは船員や水兵を意味する)
フランスのメーカーである「Wichard(ウィチャード)」は、元々ヨットのロープ固定にこのカラビナを用いていたという歴史があり、その強度はお墨付きです。
またフランス製だからか、シンプルで品のある見た目は他のカラビナと一線を画する作りです。
かなり重厚感があり、実際に持ってもずっしりしますし、一般的なカラビナよりも非常に高級感があります。
フック部分のバネも強く、壊れそうな気配が全くないのもいいです。
カラビナを使っていて故障するのは大抵フックの部分でして、外れたり、かみ合わなくなってきます。
でもこのカラビナならば、使っていても安心感があるのがいいと思ってます。
特徴的なのは、カラビナのフック部分と、鍵を取り付ける穴部分が独立していること。
登山系のカラビナはフック部分から鍵等を外せるものが多いので、初めは戸惑うかもしれませんが、慣れればむしろフックを外すときでも鍵がバラけることなく使えます。
▲ 購入したのはカラビナに穴が2つあるタイプ。
カラビナから宇宙までの『Wichard(ウィチャード)』
Wichard(ウィチャード)はフランスにて1911年創業のマリン用具メーカーです。
元々はマリン用具だったのに、今では宇宙飛行士までが愛用しているというのがすごいです。
歴史あるメーカーが技術的に向上しながら生き残っているというのは素晴らしいことです。
フランスのWichard(ウィチャード社)はもともと、ヨットのロープを固定するための鋳造金物を製造していたマリン用品のメーカーです。その信頼性の高さが認められ、現在ではロッククライマー、スカイダイバー、レスキュー隊、そして宇宙飛行士にまで使われています。1911年の創業から現在まで全ての製品をフランス国内で製造しています。
Sailor Carabiner, Snap Shackle, Bow Shackle カラビナ&シャックル / Wichard
Wichard(ウィチャード)『セーラーカラビナ』+『シャックル』
<外観・機能など>
▲ 重厚感のある金属の塊って感じのカラビナ
▲ このバネフックがとても硬いので、誤って外れて落ちることは無いです。
▲ 表面にも傷が増えて、だいぶ味が出てきました。
▲ バウシャックル(ボウシャックル)、おたふくシャックルとも呼ばれるみたい
▲ 普段つけて持ち歩いているモノ(下記記事リンクあります)。
▲ オタクっぽいチョイスだな。。。
<仕様など>
①セーラーカラビナ
・サイズ:75mm
・スタイル:HR強力型ステンレス
・安全強度:0.88(Ton)
・破断強度:1.6(Ton)
・重量:64g
・生産国:フランス
・素材:17-4PH ステンレス製
②シャックル
・サイズ:ピン径8mm
・スタイル:スタンダード
・セルフロック付き(ピンを最後まで締めると、最後にロック溝にはまり、ピンが勝手に緩まない)
・安全強度:1(Ton)
・破断強度:2.7(Ton)
・重量:68g
・生産国:フランス
特徴・オススメな点
1.重厚感と高級
手に取ってみるとそのズッシリ感を体感できると思います。
見た目もクラシカルでシンプルかつ高級感が漂います。
2.頑丈で安心
以前ミリタリー系のカラビナがすぐに壊れて悲しかった思いがあります。
カラビナは鍵など重要な小物を取り付けるので、絶対に壊れて欲しくないんですよ。
▲ バネがすごい硬い。たまに力負けしそうになります。
3.シンプルでおしゃれ
見た目がツルっとしていて、シンプルなのでスーツ以外ならあまり服を選びません。
カラビナと財布と携帯だけで、最低限必要な持ち物で外に出たい。
4.付属品が多く、カスタマイズが楽しい
『カラビナ』、『シャックル』共にサイズや形が幾つかあって、組み合わせでカスタマイズするのも楽しいです。
僕は普通に一般的なモノをチョイスしましたが。
▲ バウシャックルはねじ込み式で、手で簡単に外すことができる。
▲ 締め込むと頭の部分がロックされる構造なので、外れることはなさそう。
▲ 逆に外せなくなった場合は、孔にクリップのような金属を通して回すと外しやすいです。
▲ 組み合わせると統一感がある。
注意・イマイチな点
1.重い。。。
『セーラーカラビナ』は78gでして、『シャックル』+鍵も含めると100g以上です。
本当にズッシリ重いです。
2.価格がお高い
かなり肉厚な金属でしっかりした作りであり、品質的に値段が上がるのはわかるのですが、結構お高いです。
10年以上は使えると思うので、コスパはいいです。
3.たくさん取り付けられない
例えば『バウシャックルS』であれば、鍵は3つが限界かと思います。
バウシャックルではなく、キーリングをつければもっと沢山取り付けられます。
あんまりジャラジャラするのは好きでないので、僕はバウシャックル派ですけど。
▲ ジャラジャラうるさいので、いつも輪ゴムで一個にまとめてます。これだと突然輪ゴムが必要な時にも良いし、結構オススメなんです。
以上、良かったら参考にしてみてください。
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