公民館にふらりと立ち寄ったときのこと
小さな地元の公民館でお祭りのようなイベントが開催されており、散歩の際にふらっと立ち寄ってみました。
そこでは参加者が焼きそばやわたあめなどの露店を開いていて、地味な感じのイベントでした。
屋内では絵画や筆による作品の展示、歌や踊りや太鼓などの同好会の発表があり、地域の皆さんが楽しんでいる様子が見られました。
かなり年齢層に偏りが有って、ご高齢か子供、そして家族連れという感じ。
写真や絵画は結構感動するものがあり、特に水墨画がマジで凄かった。
ただ、今回一番凄かったのが、上に示すような『クロスステッチ』の作品でした。
クロスステッチというモノを初めて目にした
初めは絵かなと思って近くに寄ってみたんですが、全て糸で作られた作品でした。
絵とは違った独特の質感、立体感が有って、いつまでも見ていられる雰囲気でしたね。
製作者の方は、体調を崩されてから新たな趣味として『クロスステッチ』を始めたようですが、ハマりすぎて今では奥さんに1日2時間までというルールを課せられている程ののめり込みようらしいです。
かなり細かい作業で、集中力が持たないというのもあるようですが、そうして1年かかって1つの作品が出来上がるらしいのです。
クロスステッチとは
要は針と様々な色の糸を使ってベースの土台に設計図通り糸を通していくと段々絵になっていくというモノ。
クロスステッチとは手芸の種類のひとつ、または刺繍のステッチのひとつ。
概要
クロスステッチの名称通り、×印の縫い取りを布に並べることにより図案を表現する刺繍である。 フランス刺繍などのように様々なステッチを使うことが無く、図案がマス目状に表現されるため図案通りの形に刺すことが比較的簡単に出来る。 そのため初心者や子供にも取っ付きやすく、刺繍キットではクロスステッチが一番数多く販売されている。
上の作品も、そういうキットを購入して作られたモノになります。
キットが有るから、設計図が有るから楽じゃんと思われた方もいるかもしれませんが、自分なら全部出来る自信ないですね。
キットも見せてもらったんですが、ヤバい位細かいです。
糸の種類、尋常じゃないです。
設計図、超細かいです。
糸の「色」の指定と、「ステッチ方法」の指定が有るんですが、それが全部◎とか▲とかで書いてあって、その通りに進めていくらしいんです。
一回ミスったらもう終わりなんでしょうか・・・。
1年間のコツコツ積み上げたものがオジャンですよ。
ただ作者の方は楽しくて仕方ないみたいで、これまで10年くらい掛けて作品を沢山製作されていました。
これからの作品にも期待しております。
ファミコン世代には伝わりやすいかも
ただこのクロスステッチ、超細かいから怖気づいてしまいますが、太い糸で製作した作品を見ると、ファミコンとか昔のパソゲー時代の「ドット絵」のような印象で、ゲーム世代には意外と受け入れられるのではと思いました。
ぼくの知人に2Dのドット絵を3Dに作り替えるのが趣味の方が居るのですが、そういうものに通じる印象で、ゲームキャラとかなら作りやすいのかなと思いました。
合コンで趣味に『クロスステッチ』と言ったら、手芸女子には好印象かも知れませんね。
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