[http://photo credit: chuddlesworth Hubbard St. via photopin (license)]
これでいいのかと、ぼんやり思い巡らしながら
うまく言えないけれども、納得するところまでは来た
巨大な不安を抱えて、危うい気持ちになることも殆どない
大成功も、大失敗もない
とりわけ何かを残したわけでもない
これでよかったのかと、問いかけるときもある
よく覚えていないけれども、輝く瞬間もあったはずだ
やるせない気持ちで、先を行く人たちを羨むことも殆どない
往代や情愛は色褪せない
その光にすがることなく、さすらうのもいい
たいしたことはない
心配することもない
期待通りには運ばない
でもだれも見ていない
それが毎日だ
それじゃあどうしたいのかと、問いかけてみれば
いつもがらんどうな自分と対面する
いまでは答えが見つからない焦りに振り回されることも殆どない
妥協や、消去法で選んでもいい
ぼんやりと、さまよいつづけるのもいい
いずれにせよ何を選んだにせよ
それでどうにかなってるはずだ
これまでもそうしてやってきたのだから
たいしたことはない
思い描いている不安は起こらない
去年を思い返してみたってそうだったろう
どれほどが現実のものとなっただろうか
それが真実だ
決断を急ぐ必要はない
奇を衒う必要もない
全てを捨てる必要はない
でも溢れるほどの荷物も必要ない
もう十分に揃っているのだから
もう十分に貰っているのだから
もう十分に愛されているのだから
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