今や大人気ラジオ番組となった彼らの初々しい1年目のトーク集。
ここ数年で僕が一番好きなラジオ番組が、ニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』です。今や大人気番組で様々なタレントさんや芸人さんが聴いている事でも有名なラジオです。そんな彼らがラジオを始めた2009年当初のトークをまとめて編集したのがこの『オードリーのオールナイトニッポン 一年史』。今とは多少異なるトーク内容や雰囲気は、初めから聴いてる僕からすると懐かしくて非常に面白いです。
※以下、多少のネタバレ含みますのでご注意ください
オードリー著『オードリーのオールナイトニッポン 1年史』
著者:オードリー(著)、オードリーのオールナイトニッポン(編集)
発行年:2011年
出版社:大修館書店
ジャンル:ラジオトーク集
概要
2009年10月からスタートした「オードリーのオールナイトニッポン」。他のパーソナリティと比べて、異例とも言えるほど長いフリートークが特徴の番組から、1年間の傑作フリートークを厳選収録!学生時代の爆笑エピソードから、ショーパブでの下積み時代、家族や友人のこと、さらにはマル秘プライベートトークまで、深夜放送だから話せる限界ギリギリトーク!1000人以上に酷評された「若林正恭のぶってる写真館」、1万人と踊った「春日体操」、「新・受験生ブルース」、「若林音頭」も収録!人気コーナー「未来辞典」や番組初期のコーナー「電話で全国行脚」も復活。リスナーから募集したイラスト集や1年間の通信簿まで、毎週聞いている人もまだ聞いたことがない人も楽しめる1冊。
ここがこの本の読みどころ
1.ラジオ開始当初の初々しさ満載のトーク集
▲ まだ2人とも若い!!肌艶々。
当時ラジオパーソナリティとしてはまだまだ駆け出しだったオードリーの二人。各自毎週のフリートーク用のネタを作るために、若林さん春日さんは色んな経験をわざわざしに行ってる感じが面白いです。
春日さんは当時「○○キャバクラ」という、一風変わったキャバクラにばかり行き、ラジオのネタを仕入れていました。僕が好きなのは春日さんがぽっちゃりキャバクラへ行った時の話。両側に座った女性がぽっちゃり過ぎて、肩に腕を回したいのに女性の肉で腕が回らず、結局ヘッドロックをするような体勢になってしまったって所。この当時はまだ春日さんが「ぽっちゃり女性好きキャラ」を公言していたんだよなぁ、と思いだしたり。
2.まだまだテレビの春日キャラを守ろうとしている所が懐かしい
▲ 春日体操なんてあったんだな、覚えてないや。
今でこそ、テレビのオードリーとラジオのオードリーは別物としてキャラが確立されていて、ラジオでの二人は「素」の部分が大きく出ています。それに対して当初はまだ春日さんのいわゆる「春日」キャラがトークの随所にちりばめられていて、今となると結構違和感があります。不快な違和感じゃなく、昔はこうだったなーという懐かしい感じかな。
3.とは言え大人気番組になる予感漂うフリートーク
▲ トーク形式で文章は構成されています。
オードリーのラジオといえば、二人のフリートーク中心かつ同級生特有の関係性から、「部室の話を聴いているようなトーク」と言われたりします。そんな彼らのトークは当初から部室っぽさ全開で、今読んでみてもめっちゃ面白い。部活での思い出や、同級生との当時の思い出のトークを読むたび、僕に無かった「高校部活男子の青春」みたいなものを感じてしまい、羨ましさが込み上げてきました。やっぱ僕はこういう学生時代の青春・おバカトークが好きなんだろうなと改めて思いましたね。
4.今ではあまり登場しないオードリー所縁の人物が出てくる
▲ 開始当初にあった企画の、受験生応援ソング。こういう感じの企画もまたやって欲しいな。
今ではあまりトークにも出てこないけれど、かつては毎週会っていた芸人仲間やショーパブ時代の先輩などのトークが出てきて懐かしさを感じました。
当時春日さんは同じ事務所の芸人である「ハマカーン」の浜谷さんとよく行動を共にしていたけれど、最近は共に既婚者であまりトークに上がってこないなとか思ったり。ショーパブ時代にお世話になったビトさん(ビトたけし、ビートたけしの物まね芸人さん)、バー秀(バーモント秀樹、西城秀樹の物まね芸人さん)の名前が出まくるのを久々に笑ったりしましたね。
そして感想など。。。
久々に読み返してみたけれど、やっぱ二人のトークが好きなんだろなと再確認しました。ラジオのオードリーが好きならば一読する価値ある本だと思います。会話形式で進む本なので、あまり苦もなく読めちゃいますしね。
以上、良かったら参考にしてみてください。
オフィシャルHP・リンクなど
■ オフィシャルHP
■ オードリーのオールナイトニッポン関連
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