GAMMA RAY(ガンマ・レイ) 2ndアルバム『SIGH NO MORE(サイ・ノー・モア)』(1991年)

ジャーマンメタル

バンドとして本格開始した2ndアルバム

『SIGH NO MORE』はドイツのヘヴィ・メタルバンド「GAMMA RAY(ガンマ・レイ)」が1991年に発表した2作目のスタジオアルバムです。
前作の1枚目はカイのソロプロジェクト的な意味合いが濃かったですが、本作からはバンド体制として「ガンマ・レイ」を名乗っています。 

GAMMA RAY 2ndアルバム『SIGH NO MORE(サイ・ノー・モア)』(1991年)

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<アルバム曲目>
01. Changes
02. Rich and Famous
03. As Time Goes By
04. (We Won’t) Stop the War
05. Father and Son
06. One with the World
07. Start Running
08. Countdown
09. Dream Healer
10. The Spirit
11. Sail On (live)日本盤ボーナス・トラック 

<リリース情報>
・リリース:1991年
・スタジオ:KARO STUDIOS
・レーベル:Noise International
・プロデュース:トミー・ニュートン

<メンバー>
・Vo:ラルフ・シーパース
・Gt:カイ・ハンセン
・Gt:ディルク・シュヒレター
・Ba:ウヴェ・ヴェッセル
・Dr:ウリ・カッシュ 

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▲ メンバーもクッソ若い!デニムが皆ピチピチですな。

個人的レビュー&その他もろもろ  

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このアルバムを手にしてまず一番初めに思ったのは、相当ダサいこのジャケット。
何か、、、凄いダサいです笑。手前のガイコツも十分ダサいですが、後ろのガイコツの立ち姿も超ダサい。そしてロゴの色味もダサい!ガンマ・レイはそんなにカッコイイアルバムジャケット無いですが、コレは相当な感じで中古CD屋で戸惑いました。
2ndアルバム制作当時の1990年に湾岸戦争が勃発し、そのネガティブな状況からカイはソングライティングに苦労した模様です。早い曲がどうしても書けず、ミドルテンポ~スローテンポの曲が多めに入ってます。歌詞の中にも戦争について触れた曲がいくつ借りますし、#04「(We Won’t) Stop the War」なんかはタイトルそのものがそれを訴えていますね。
そんな中でもスピードチューンである#03「As Time Goes By」はカイが以前に作った旧バンドの未発表曲。元バンド仲間で共作のピート・シールク(現Iron Savior)にこの曲を使ってもいいか許可を取って本アルバムに収録されました。それくらい当時の湾岸戦争がメンタルに影響していたんですね。。
曲以外でいうと、本作品で加入したドラムのウリ・カッシュは後にハロウィン〜マスタープランへと加入する事になります。彼はいいドラムだと思うんですけど、中々在籍バンドが安定しないですね。
全体的にミドルテンポの曲が多くて、歌詞もシリアスだったり皮肉っぽかったりするため地味なアルバムに映りがちです。だけどメロディアスで聴き込むと良さが分かってくる、好きなアルバムなんですけどね。

個人的オススメ曲

#01「Changes」
ミドルテンポでじっくりと曲が展開していく1曲目。じわじわとテンションが上がっていき、中盤カイのギターを起点としてテンポとテンションがどんどん上がっていく。カイの弾くギターソロが良い。

#03「As Time Goes By」
カイの盟友であるピート・シールックとの共作である3曲目。スピード感と聴きやすいメロディはジャーマンメタルって感じ。伸びのある高音を生かしたラルフのヴォーカルが魅力的な一曲。ウリのドラムも手数が多くてやたらカッコいい。


#10「The Spirit」
アルバム最後を締めくくる10曲目(ボーナストラックを除いた場合)。ミドルテンポでガンマレイ版ポップソングって感じ。ポップなのに哀愁もある雰囲気はブリティッシュロックの影響なんでしょうか。歌詞もまたいいので、歌詞カード見ながら聴いてみて欲しいです。

オフィシャルHP・リンクなど

■ オフィシャルHP

Official GammaRay Website
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ガンマ・レイ | ビクターエンタテインメント
ビクターエンタテインメントによるガンマ・レイ公式サイト。ガンマ・レイの最新情報、ライブ情報などを掲載。

■ 公式アカウント

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